「仕事に行きたくない時」は誰にでも訪れる
社会人であれば誰でも仕事に行きたくないと思った事があるはずです。
会社の人間関係が良好で希望に満ち溢れ仕事自体は好きだという人でも、時には会社に行くのが憂鬱になることだってあるでしょう。
ごく少数の人は毎日毎日仕事が楽しくて仕方ないという人もいるのかもしれませんが、大多数の人は仕事に行きたくないと思った事は一度や二度ではないはずです。
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仕事に行きたくないことで発症した病:環境の変化による満員電車でのパニック障害
私の知り合いで地方でマイカー通勤をしていた男性が東京に転勤になって満員電車での通勤途中にパニック障害を発症したケースをお話しします。
その男性は、地方で就職したのですが優秀だったことから数年後に東京への転勤が決まりました。
優しい性格が災いしたのか東京への転勤でプレッシャーも感じていたようです。
住み慣れた場所から引越しして住む場所や勤務地などが変わるということは、例え栄転であったとしても人間にとってかなりのストレスになるようです。
それに加えて、地方ではマイカー通勤だったため通勤時にも自分の好きな音楽を聴きながらパーソナルスペースもしっかりと守られていたのが、東京に転勤したことによって、通勤時にも満員電車を利用するようになったことから、心にかなりの負荷がかかったようでした。
次第にその男性は仕事に行こうとして満員電車に乗る度に、動悸や体調不良を訴えるようになります。
通勤の時間が訪れる度に仕事に行きたくない気持ちが強くなってくるものの、やはり同僚に迷惑をかけられないと考え無理をして仕事に向かおうとしたところで最終的に満員電車でパニック障害を発症し、それでも仕事に行っていたらそのうち重症化してしまって結局仕事を休むようになってしまいました。
知らない土地での仕事そのもののストレスもあったとは思いますが、この男性の場合は満員電車での通勤が一番の問題だったようです。
確かに満員電車は身動き一つ取れませんし、健康な私が利用していた時でも酸素も異常なまでに少なく感じ、通勤そのものにストレスに感じていました。
しかもそれが慣れない場所となると余計にストレスがかかったのでしょう。
幸いこの男性には、身近に相談できる人がいたからよかったのですが、そのまま無理をして苦手な満員電車に乗り続けて仕事に行こうとしていたら鬱になるところだったようです。
うつ病になる前に病院を受診した結果、症状からパニック障害だということがわかり、勤務先に伝えたところしばらく休暇をもらえて、その後は時短勤務そして一年経たないうちにストレス軽減のために再度、元の勤務地に転勤させてもらえたのです。
地方に戻ってからはパニック障害の発作は全くなくなり、その後は元気に仕事に行っているようで、出世も順調なようです。
ただ、この男性が勤務しているのは、かなり規模の大きな職場です。
もしかすると人員が多いから許されたことなのかもしれません。
中小企業や零細企業ではこんな風に順調に事が運ぶのかはわかりません。
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それでも休もう!自分の健康が一番大事!
自分で上手に息抜きができる人は、時に訪れる「仕事に行きたくないという気持ち」をそう深刻に考えなくてもいいと思いますが、真面目な人ほど自分を追い詰めてしまいがちですから、そういう人こそ早めに病院を受診して必要であれば仕事を休むなどの措置を取らなければなりません。
動悸や息切れ・体調不良は無理をすると症状が悪化するケースが多いので、鬱にならないうちに身近な人に悩みを相談してみたり、病院を受診するなどの対応をすれば早期に体調が回復することもありますから、おかしいと思ったら一度立ち止まって見る事も必要です。
仕事に行きたくない時の症状が深刻な場合は病院へ行こう
私も会社員時代には3時や4時の早朝出発の出張が多く仕事に行きたくないと感じたことは何度かありましたが、業務が忙しかったこともあり発熱などで体調が悪くても自分の都合で会社を休むこともできず、結局退職するまできっちりと勤めあげてしまいましたが、しんどいと感じる度合いは人によっても違いますので、無理をしがちな真面目な人こそ体調がおかしいなと感じたら無理をせずに早めに病院に行くなど、自分を守る行動を起こすことも大事です。
いろいろと思い詰めてしまう人こそ時には自分自身に寛容になることも必要なのです。
仕事も大事ですが健康あっての仕事だということを忘れてはいけません。
健康を失えば仕事も失う恐れがあるのです。それなら会社側にどう思われようととりあえず休んでみることも必要です。
仕事に行きたくない時の収入面は副業で補おう
体調が悪くて仕事に行きたくない時も、この先の収入面を考えると不安が残ると思います。有給休暇も限られていますし、すぐに復職できるかもわかりません。
そういう時こそ通勤も煩わしい人間関係のない在宅ワークがおすすめです。
副業が認められている会社であれば在宅ワークの副業をしていれば、お金の面での安心感が違います。
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