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子持ち女性の正社員の再就職が難しい理由

子持ち女性の正社員の再就職が難しい理由

子供がいると急な発熱や学校行事で突発的に仕事を休まなければいけない事があります。

時間給のパートや派遣であればまだ休みやすいのですが、月給制の正社員となるとそう簡単には休めませんよね。

これが正社員への再就職を目指す時の一番のネックになるのではないでしょうか。

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本来であれば子持ちの人が再就職する際にそんな悩みを抱かないように会社の経営者達が休みも取りやすくて働きやすい職場にしなければならないのですが、そのためには人的余裕が必要になります。

しかし、実際は余剰人員を抱えられる余裕のある会社は少ないのが現状でしょう。

また子持ち女性は能力が高い人であっても時間的な面では独身と同じように仕事をすることは難しく、休みがちな子持ち女性を雇った会社では結局、独身の社員達に過度な負担がかかっているケースも多いのです。

こういった背景がある訳ですが、子持ち女性の正社員の再就職が難しい理由を「子持ち女性」・「独身の同僚」・「経営者」のそれぞれの立場で見ていきましょう。

 

子持ち女性・独身の同僚・経営者それぞれの視点 

 

子持ち女性の視点

  • 学校行事や子供の発熱があれば気兼ねなく休ませてほしい
  • 遅刻・早退も大目にみてほしい(・・・結果、残った仕事は同僚の負担に・・・)
  • 期限に余裕があり責任のない仕事を希望
  • 残業は無理
  • 出張は無理
  • 出来れば短時間勤務希望で1日最大8時間労働が限度

 

独身の同僚の視点

  • 子持ち女性が休むと仕事の負担が増える
  • 子持ち女性が残して帰った仕事は全部振られるから毎日のように残業になる(サービス残業が恒常化している会社だとさらに悲惨)
  • 通常業務に加えて、期限の迫った仕事・責任重大な仕事が多く回ってくる
  • 有給休暇を1年間に1日も取れない
  • 出張が多くて大変
  • 1日最大16時間労働を強いられることも

 

経営者の視点

  • 小さい子供のいる女性は頻繁に休むから責任ある仕事は一切任せられない
  • 子持ち女性のフォローが大変
  • 子持ち女性と独身の間で板挟み



以上のようなことから、経営者の立場になると子持ちと独身が同じ能力であれば長時間勤務・出張も可能な独身者を雇いたいと考えるのです。

 

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子持ち女性と独身女性 仕事の負担の不公平感 

子持ち女性と独身女性への仕事の負担の不公平感、そして給料を払う側の経営者の視点から見ても独身と同程度の能力の子持ち女性であれば正社員として雇う会社は多くはないでしょう。

 

もちろん、小さい子供のいる女性の中にも優秀で気遣いのできる人は多いので、職種によっては独身より重宝されることもあります。

 

ですが、中には正社員として採用されても普段から独身女性の半分程度しか仕事をせず、平然と頻繁に休む人もいますが、この手の女性は休んだ翌日に「昨日は突然休んですみませんでした」なんて謝ったり周りを気遣ったりすることさえありませんから、こういった女性と一緒に働いている独身の人達からすれば、不満を抱きやすくなるんです。

 

有給休暇の制度はあれど休めるのは子供のいる女性だけ、そして生まれる独身の同僚との軋轢

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もちろん会社勤めであれば有給休暇がありまして、従業員にとって休暇取得は当然の権利ではあるのですが、子持ち女性ばかりが権利を行使し、他の独身社員達にそのしわ寄せが行って休みが全く取れないのでは、働きやすい職場とはいえません。

 

本来は経営者や管理職が不公平にならないような仕事の割り振りや子持ち女性が休みを取りやすいような職場環境にすべきではあるのですが、日本の多くの中小企業ではそのような人的余裕もなく、少ない人数で多くの利益をあげようとしてしまうばかりに少数精鋭の部署を作りたがるのです。

 

その結果、慢性的に人手不足の状況が続き子持ち女性が休むと独身女性達にその分の負担がのしかかり軋轢が生れるのです。

ですから利益面や人的余裕のある会社経営者以外は子持ち女性は採用したくないというのが本音なのです。

 

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頻繁に休む子持ち女性には重要な仕事を任せられない

営利企業である会社は利益を出すために人件費を抑えたい訳ですが、子供のいる女性はどうしても休みがちになるため多少能力の高い人間であっても独身に比べると仕事のパフォーマンスが落ちると考えられています。

会社経営者にしてみれば度々休む人には重要な仕事は任せられませんし出張や会議への参加も促しにくいといった面もあります。

ですから子持ち女性にはあまり重要ではない仕事や雑用を頼むようになるのです。

そうすると、そんな簡単な仕事しか任せられないような女性に対して正社員として高い給料を払う必要があるのかという疑問が生じ結局は人件費が惜しいと考えるようになるのです。

実際、責任のない簡単な仕事であれば時給制のパートや派遣社員に任せた方が会社としては費用を抑えられますからね。

こういったことから子持ち女性の正社員の再就職は難しくなっているのです。

 

子供のいる女性でも給料に見合った働きができる優秀な人であれば採用されやすい

もちろん給料に見合った働きまたはそれ以上の働きができるスキルがあり能力が高い人であれば子持ちであろうが時短勤務であろうが、それがネックになることはありませんが、そういった働き方ができる職種となるとかなり限られてきますよね。

あるいは大企業の本社勤務のように人数がとにかく多く各部署に余裕があれば十分カバーしてもらえますから休みは取りやすいでしょうが、大企業は日本の会社のわずか1パーセント以下で、中途採用自体が非常に稀ですから子持ち女性で正社員として働きやすい職場への再就職が決められるのは優秀な人だけに限られてしまうのです。

 

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一般的な能力の子持ち女性が正社員として再就職する方法

では一般的な能力の子持ち女性は正社員になれないのかというとそんなことはありません。以下のような方法もありますから諦めずに応募してみましょう。

 

  • 主婦経験が生かせて人手不足でもある飲食業界・家事代行業界で転職活動を行う
  • 経営者がワーママやシングルマザーなど子持ち女性に理解のある社長が経営する会社を探す
  • 正社員登用制度のある会社で最初はパートとして勤め仕事ぶりを認めてもらえたら正社員にしてもらう