自分の評価と他人の評価
自分は精一杯頑張っているのに会社で評価されないと感じている方って結構いらっしゃいますよね。
所謂、会社の評価に不満のある人達のことです。
この場合、本当に本人は優秀で仕事も精一杯頑張っているのにも関わらず、上司の見る目がなくて適切な評価がなされていないという上司に問題があるケースと、本人は頑張っているつもりでも周りからみると、実はたいした頑張りでもなく最低限のレベルの仕事もしていなかったという自分の勘違いであるケースがあります。
自分の評価は曖昧
そもそも社会人になると自分自身の評価に対しては数値化することもできず曖昧になってしまうんですよね。
学生時代のように学年全員で同じテストの問題を問いて点数を競い合うということも社会人になるとなくなりますし、そもそも部署の全員が全く同じ仕事をしているというケースも稀でしょうし、社会に出ると公平な判断自体難しいものもあります。
自分自身の評価をどう感じるかについても持って生まれた性格も影響してきますしね。
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自分に厳しい人は自分に厳しい評価を下す
例えば自分に厳しい人間は、どれほど仕事ができる人であっても、まだまだだと感じている人も多いのに対し、たいした仕事もしていないのに何故か「自分はすごいんだ!人より頑張っているんだ!」と勘違いをしている人も結構いるのですよね。
このように、自分自身に対する評価って、本人の考え方によって随分と違ってくるのです。
他人は客観的に評価している
その点、人からの評価であれば客観的に見てもらうことができますよね。
但し、人事評価を行う上司の人間性に問題があった場合には正しい判断がなされない可能性が高いです。
こういったことから会社の評価に不満があるという人が一定数でてくるのだと思われます。
多くの人に見てもらえれば評価はより正確になる
その場合は、できるだけ多くの人に見てもらう方がその評価はより正確になってきます。
例えば社内で同じ業務についている人が30人いるとしたら、その30人の中で、仕事の速さや正確さ、リーダーシップや協調性があるのかなど複合的に比較できますし、仮に上司に見る目がなかったとしても本人以外の29人の意見をすり合わせていけば、仕事のできる優秀な人・そこそこの人・ミスが多くて仕事のできない人というのが、ある程度正確にわかってくるようになります。
この方法であれば事務職や製造などの間接部門での評価もそれほど狂いはなくある程度正しい判断ができます。
営業社員の会社の評価は数字重視
営業であれば、売上件数や売上高が数値化されていますから、その部分である程度評価できますが、担当地域や担当する得意先等によっても左右されることもありますから、そういった部分も考慮した上で、社内評価と社外評価の両方から判断する必要がでてきます。
それでも営業は間接部門に比べると成果が数値化されている分、正しい判断をされやすくなります。
上司も人間!正当に評価されない時は転職も視野に入れる
ただ、評価する側も人間であることから、いくら仕事ができても性格的な部分で上司から正当に評価されないという人も実際にいるとは思います。
こういったケースでは正当に評価されなかった人は会社の評価に不満を抱くようになってしまいます。
上司はこういったことにならないよう正当な判断をすべきなのですが、稀に仕事云々ではなく単に自分のお気に入りの社員に高評価を付けたりする人もいるようですから、会社としては注意が必要ですよね。
あまりにも不当に評価が低かったり不遇を強いられる場合には、完全実力主義の会社に転職した方が伸び伸びと仕事ができますから転職も考えてみた方が身のためです。
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会社の評価に不満がある場合の対処法
- できるだけ正しい評価になるよう多くの人に評価してもらうようなシステムに変えてもらう
- 営業社員の場合は数字で成果を出す
- 上司に問題がある場合は転職も視野に入れる
実力があって成果も出しているのにも関わらず明らかに上司の評価がおかしい場合には、まずは会社に働きかけてみて、全く改善されなけば転職を視野にいれることも考えましょう。